当事務所が扱った案件事例
交渉を拒否されたため遺産分割調停を申し立てた事例
ご相談の背景 父親が死亡。4人きょうだいの長男が父親の遺産をすべて独占して管理。他のきょうだい3人が協議を申し入れても一切拒否。他のきょうだい3人が当事務所に相談に来所 解決方法 相談を受けて受任。いきなり調停を申し立てずに弁護士名義で交渉を申し入れる書面を作成して送付。それでも長男は一切協議を拒否したため家庭裁判所に調停を申し立てた。 調停後長男は代理人弁護士を就けて,父親の 続きを読む >>
遺産分割調停を申し立てられたが,特別受益を主張した事例
ご相談の背景 父親が死亡した後3人きょうだいのうちの1人が他の2人を相手に遺産分割調停を申し立ててきました。申し立てたきょうだいは,法定相続分3分の1を主張してきました。 法定相続分とおりであれば確かに3分の1ずつの法定相続分ですが,亡父親の生前に申し立てた方に毎月定期的に亡父から金銭の援助をしていたので単純に3分の1ずつの相続では納得できない、と申し立てられた方から相談を受けました。 続きを読む >>
遺言書の作成を行った事例
ご相談の背景 姉妹2人と父親。相談者は姉と姉の子供(孫)。父親は何筆かの不動産を所有しており,土地や建物の1つを父親名義のまま妹家族が居住していた。父親は妹と折り合いが悪く,姉の子供(孫)を養子として財産を姉の家族に相続させることを希望していた。養子になった孫から相談を受けた。 解決方法 父親が死亡した際姉妹と養子になっている孫との間で紛争が発生することが十分予想されました。公正証書遺 続きを読む >>
相続放棄をして対処した事例
ご相談の背景 3年前に父親が死亡した事例。父親が死亡してから3年後に父親に借金があることがわかりあわてて専門家に相談。他事務所で相談したところ,3年経っているので,家庭裁判所に相続放棄の申述をしても認められる可能性はないので認めて分割して払っていけるように交渉しましょうと言われた。ただ,生活は楽ではなく本当に払わなければならないのか疑問であったので当事務所に相談に来所した。 解決方法 確 続きを読む >>
相続放棄後に相続人が借金の支払いを求める訴訟を提起された事例
ご相談の背景 相続放棄の申述を家庭裁判所に受理してもらっていたところ,亡くなった方にまだお金を払ってもらっていないので相続人に払ってほしいというこいとで訴訟を提起された。相続放棄をしたのにどうしてこうなるの,ということで相談を受けた。 解決方法 まず,基本的な理解として相続放棄の申述を家庭裁判所に受理してもらってもそれが最終的な判断でないことを説明。現在の法律の構造上,家庭裁判所の受理 続きを読む >>
相続の限定承認で処理した事例
ご相談の背景 亡くなった方は自宅不動産を所有していたが,借金もある。ただ,借金の額と自宅不動産の額を比べた場合自宅不動産の方が価値が高い可能性がある。この場合,相続放棄をするのははばかれるが,反面,亡くなった方はよくお金を借りたりしていたので後で知らない借金が出てきて自宅の価値を上回るような可能性もあるので相続を承認してしまうのも不安がある。そこで当事務所に相談に来所。 解決方法 自宅不 続きを読む >>
遺言書を破いてしまった人の遺産分割調停の事例
ご相談の背景 夫を亡くした妻の依頼。夫婦には子供がいないが,夫はある老夫婦と養子縁組をしていた。その老夫婦とはほとんど交流がなく、かえって険悪な仲であった。このように、身分関係が複雑な事案であった。 夫が不治の病で,病床で妻に「これがあるから安心しろ」と言って遺言書を手渡した。遺言書には「すべての財産を妻に相続させる」ということが書いてあった。ところが,妻は「こんなものいらないわよ」と言っ 続きを読む >>